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【2008年6月号】

三井物産

「ひとりひとりの『挑戦と創造』」をテーマに漫画シリーズを展開

 当社は、「ひとりひとりの『挑戦と創造』」をテーマに、全7段×6回のシリーズ広告を、日本経済新聞朝刊に出稿しました。
 広告制作にあたり、一般の方々が当社にどのような印象を持っているか、日経企業イメージ調査で調べたところ、三井物産の社名は広く知られているものの、実際にどんな仕事をしているのかといった「業務の内容」が、あまり理解されていないという結果が分かりました。また、「お高くとまっている感じ」「親近感がない」という項目の割合が高く、特に若い世代ほど、その傾向は強くなっていました。これらのマイナスイメージをできるだけ払拭することが、今回の広告の大きな目標でした。
 そこで、掲載するメディアとして、リクルート活動中の学生を中心に、若い世代にも広く読まれている日本経済新聞を選びました。

社員ひとりひとりの熱い思いを広告に

 三井物産の業務をどう知ってもらうか、どう親しみをもってもらうか。イメージ広告では、正しく伝わらない可能性があります。堅苦しい会社案内では、誰も振り向いてはくれません。
 私たち社員は、経営理念の中のキーワード「大切な地球」「夢あふれる未来作り」「グローバルに展開」「新しい分野への挑戦」「ダイナミックに創造」などを常に心に抱きながら、何より、世の中に役立つ仕事をすることを追求しています。
 そこで、社員ひとりひとりの仕事にかける熱い思いを、実際に取り組んでいる案件を紹介することを通じて皆さんにお伝えしようと思いました。社員の熱い思いこそ、三井物産そのものであると考えたのです。「ひとりひとりの『挑戦と創造』」をテーマとしたのも、そこに理由があります。

世界中の案件から候補をリストアップ

 では三井物産がかかわる多くの案件からどれを採用するか。今回の広告制作で最も悩んだのが、案件の選択でした。15ある営業本部から集まった案件が40以上。各々、「この案件こそ、三井物産を語るにふさわしい、我々の情熱をぜひとも伝えたい」と、自信を持って推薦してきたわけで、どれも紹介したい内容のものばかりだったからです。
 その中から、経営理念を最もよく表しているもの、世の中に役立つ仕事と誇りを持って言えるもの、若い世代に夢と希望を感じさせるもの、地域や内容ができるだけ重複しないなどを条件に、何度も協議を重ねました。
 「世界各地で展開する鉄道車両リース事業」「中国・内モンゴルの合金鉄事業」「北米の鋼材加工事業」「赤道ギニアのLNG(液化天然ガス)開発事業」「チリのCDM(クリーン開発メカニズム)事業」「ブラジルの農業生産事業」。最終的にはこの6つの案件を選びましたが、もっともっとたくさんの案件を紹介できたら良かった、というのが偽らざる心境です。

三井物産らしからぬ広告表現 好感度高まる

 広告ビジュアルは、読者にインパクトを与え、注目率を高めると同時に、親しみやすさを感じてもらえるよう、漫画を採用しました。
 雄大な写真をバックに、漫画のコマ割りをちりばめ、吹き出しには、その案件にかかわるキーワードをセリフとして入れました。漫画を漫画らしく見せるために、2色原稿としました。モノクロの写真とプラス一色の漫画は、かなり注目率を高めたのではないかと思います。
 掲載後に行った日経インターネット調査では、「仕事内容がよく分かった」「広告のテーマ『挑戦と創造』がよく伝わった」「シリーズ広告の意義が感じられた」、特に若い世代からは「好感を持った」という評価が得られ、三井物産に対するイメージも上がったという結果が出ています。しかし一方では「漫画は品がない」「三井物産らしからぬ広告」という声も、社内外から聞こえてきました。このような批判もしっかりと誠実に受け止めていきますが、やはり新しいことにチャレンジする熱い思いがなければ、未来は開けません。今回の広告は私たち広報部にとっても、「ひとりひとりの『挑戦と創造』」だったのです。これからもいろいろな広告に、挑戦していきたいと思います。

(広報部 編集制作室 小田恵美)=談

広告日経朝刊全7段(2008・2・2)
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