DIC
色鮮やかなビジュアルで、新たな歴史の一歩をアピール
「大日本インキ化学」から「DIC(ディーアイシー)」へ。弊社は今年2月15日に創業100周年を迎え、それを機に4月1日より社名を変更いたしました。
創業100周年および社名変更にともなう広報活動は、昨年から開始しました。その核となるメディアとして、一般ビジネスマンおよび学生を中心に、幅広いターゲットにアピールできる日本経済新聞を選びました。
昨年2月からキャンペーン開始
今回の社名変更にともなう広報活動は、約1年間を通して計4回実施しています。それは、いきなり今年4月1日に社名変更を告知しても、知名度が不十分なため、読者にはあまり理解されないのではないかと考えたからです。それよりも、1年間を通して弊社の事業・歴史を認知していただきながら、社名変更を告知する方が効果があると考えました。「大日本インキ化学」の認知を上げることから始めようということです。昨年2月15日の全15段広告、「100年目を、はじめます。大日本インキ化学」によってキャンペーンを開始しました。
定時株主総会での社名変更承認をうけた翌日、6月28日の全15段カラー広告では、「イロニンゲン」と名付けたキャンペーン・キャラクターを登場させています。この広告で大きく表示したのは、旧シンボルマーク。出版業界やデザイン業界では圧倒的な認知度を誇る「DICカラーガイド」にも使われているものです。新しいシンボルマークは右下に小さく配置し、約1年後の社名変更に期待感を抱かせる構成としています。
今年の2月15日の全15段カラー広告では、同時に展開したテレビCMの映像で構成。「イロニンゲン」の実写をコンピューターグラフィックスで加工した印象的なビジュアルが話題を集めました。キャッチコピーは「あたらしい世界をつくろう」。創業100周年を簡潔にアピールしています。
4月1日の全15段カラー広告では、「It's New!! 本日より、大日本インキ化学工業株式会社は、DIC株式会社に社名変更いたします。」と、高らかに宣言しています。
ビジュアルは東京・日本橋のDIC本社前を行進する「イロニンゲン」。行進の中央部に新しいシンボルマークの旗を掲げました。これまでの広告ではシンボルマークはあえてモノクロ版を使用してきましたが、このとき初めてシンボルマークのカラー版を登場させ、正式な「お披露目」としました。
「グローバル化」と「グループ化」のために
社名変更を行うと、知名度・認知度はいったん大きく下がることは、過去の幾多の事例によって理解しているつもりです。ではなぜ、社名変更を行ったのか。創業100周年の節目だからという理由だけではありません。
弊社は、印刷インキの製造および販売から始まり、有機顔料、合成樹脂、機能製品、電子情報材料と、広く事業を展開してきました。また、いち早くグローバル化を推進。現在では世界約60カ国でグループ企業200社あまりが活動しています。
創業100周年を機に、今後さらなる成長発展を遂げるとともに、グループ企業の連携を一層高め、グローバルで認知される企業を目指すためには、社外からも、社内からも、誰から見てもはっきりと分かる“劇的な変化”により会社の変革の決意を表明することが必要だと考えたからです。それが「大日本インキ化学」から「DIC」への社名変更の大きな理由です。
社員も広告に出演し掲載日は話題騒然
新しいシンボルマークの真ん中の文字は「i」ではなく「!」。d(DIC)とc(クライアント)との出会いによって生まれる新しい発想を「!」を用いて象徴的に表現しています。
色はこれまでのコーポレートカラーから青と緑を使用。創業以来培ってきた経営資源をベースに、地球環境への取り組みと経営ビジョン「Color and Comfort by Chemistry―化学で彩りと快適を提案する」を象徴したものとなっています。
4月1日に出稿した広告の「イロニンゲン」には、エキストラに混じって、弊社社員が、私を含めて50名ほど参加しています。関東近県から、いわゆる「手弁当」で参加し、掲載日には社内でかなり話題になりました。インナーキャンペーンしてこういう方法もあるのかと、改めて認識した次第です。
(広報・IR部担当課長 坂井 薫)=談
日経朝刊全15段(2007・2・15)
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