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【2008年5月号】

リクルート(リクナビ2009)

「女子学生応援企画」の志と、その手応え

働く女性の「生の声」を広告に列挙

 16年ぶりに2倍超の求人倍率、戦後最高の求人総数と、大卒者の求人環境はバブル再来かのような活況ぶりですが、バブル期とは明らかに異なる現象がいくつかあり、その1つが「女子学生の積極採用」です。少子高齢化の対応やCSR(企業の社会的責任)の一環、顧客視点からのイノベーションへの期待など背景や目的は様々ですが、女子学生側から見れば「門戸拡大」は自身の未来を描く上で選択肢が拡大することであり、これは大きなチャンスです。彼女たちには、ぜひともこの機会をモノにして「充実した人生の第一歩を踏み出してほしい」という思いで、女子学生向けの応援企画を実施することとなりました。しかし、ただ「女子学生を募集しています」だけでは、その企業にどのような未来が待っているのかイメージできません。イメージがわかないと、なかなか行動に結びつかず、現在の学生からは見向きもされません。彼女たちに貴重な時間を投資するに値するモノが待っているという動機づけが必要と考え、今回の広告企画に至りました。
 広告ではとにかく「リアリティー」にこだわりました。昨今「女性活用」がブーム化しているきらいもある中、単なる掛け声だけではなく、実態があることをきちんと伝えたいと思い、我々が編集した「女子学生応援本」の記事から、実際に企業で働く女性社員や、受け入れ側の人事・企業トップの「生の声」をたくさん、しかもバラエティー豊富に列挙する手法を選択しました。既に先人もチャレンジしてきている、しかし成功の道は1つではない、結局は自分がどうしたいかなのである。そのような思いを込めて今回の広告を作成致しました。

企業と学生の双方から多くの声をいただく

 反響は、多方面から寄せられました。既に女性登用を行っている企業からは「各社も頑張っているのでもっと積極的に取り組みたい」という声もあり、まさにこれからの企業にとっては、大いなる発奮材料になったようです。学生には、様々な業種・ポジションで女性が活躍していること、いいことばかりではなく苦労もあること、それを乗り越えたからこその喜びがあることなど、未知の世界への想像をかきたてるキッカケとなりました。そして我々自身もあらためて、何のために我々はこれを志すのか、だからこそ何にこだわらねばならないのか、再確認できた次第です。

(HRカンパニー 新卒ディビジョン ディビジョンオフィサー 兼 リクナビ編集長 岡崎仁美)

日経朝刊全15段(2007・11・15)
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