J-POWER(電源開発)
「エネルギーと環境の共生」を軸に、 グローバル感、パワフル感を訴求
民営化によるコーポレートブランディング
当社は、卸電気事業により全国規模で電力供給の安定化を図ることを目的に約50年前に設立された特殊法人でしたが、2004年10月に東証一部に上場し、完全民営化を果たしました。そんな当社が理念として掲げているのが「エネルギーと環境の共生」で、それに則した事業展開を行っています。
そもそも発電事業にあたっては、環境への負荷が全くのゼロというわけにはいきません。そこで、当社はこれをいかに低減できるかという点で、さまざまな企業努力を行っています。しかし、例えば当社の火力発電は燃料として主に石炭を利用していますが、これをどれだけ効率良くエネルギーに変え、環境に与える負荷を低減しているかといったことは、一般にはあまり知られていません。
そこで、上場前後から、コーポレートブランディングを本格化し、広告展開も当社が「環境に配慮している」という部分に、より重点を置いてきました。さらに一昨年からは、企業理念である「エネルギーと環境の共生」を軸にしつつ、もう少し企業認知度そのものも高めていく方向にシフトし、当社のグローバル感、パワフル感を前面に打ち出した、「I am J-POWER.」という広告シリーズを行っています。
的確にイメージの伝わるビジュアルを選択
石炭などのエネルギー資源は世界各地から調達しており、また、環境分野における海外技術協力のみならず、発電ビジネスも世界で展開している。そんな当社の「グローバル感」を。そして、人々の毎日の暮らしを支えるべく、火の力、風の力、水の力を利用して発電している当社の「パワフル感」を。そんなJ-POWERを表現していきたいという思いが「I am J-POWER.」のコンセプトです。
グローバルでありパワフル。その両方を兼ね備えたビジュアルとして、日本の伝統の象徴でもある相撲、力士を、やはり日本伝統美術として世界的に知られる浮世絵風のタッチで描くことで、コンセプトはより明確になったのではないかと思います。また、ビジュアルだけでは表現しきれない「エネルギーと環境の共生」のメッセージは、要所を押さえた簡潔なコピーで伝えようと試みました。
それまでの当社の広告は、真摯に堅実に企業活動を行っているということを前面に出したものが多かったため、この広告の制作に当たっては、あまりに冒険的な試みではないかと社内でも議論になりましたが、掲載後の反響は思った以上で、多くの方からご好評をいただきました。また、日本経済新聞への掲載を中心としたことで、特にビジネスマンや投資家のみなさん、就職活動中の学生さんに対しての訴求が功を奏したと実感しています。
この成功を受けて2007年度の広告展開においては、敢えて新たな広告を作らず、同じものをもう一度掲載することで、記憶への定着が期待でき、メッセージが届きやすいと判断し、シリーズを継続、再度展開いたしました。2007年度はテレビCMでもこのビジュアルを使ってメディアミックスの効果を図ったことで、「グローバル感」と「パワフル感」の根底にある「エネルギーと環境の共生」というメッセージ・イメージが、より一層、幅広い方々に届いたのではないかと思っています。
全国紙での広告展開の重要性
当社のコーポレートブランディングと、その一環である広告展開は、一般認知度の向上とともに、約4万人の株主の方々をはじめとする、ステークホルダーのみなさまに当社をご理解いただくための活動でもあります。
また、日本経済新聞などの全国紙に広告を掲載することは、各事業拠点の地域のみなさまへのアプローチとして、あるいは各自治体などとのビジネスパートナーシップも含めた、新たなステークホルダーを獲得していく上でも非常に重要だととらえています。
今後の当社の広告展開については現在、これまでの活動を振り返り、評価しつつ検討している最中であり、決定しているわけではありません。しかし、コーポレートブランディングをさらに徹底していくために、「エネルギーと環境の共生」を軸にした企業広告は続けていきたいと考えています。
(広報室 桑原竜太)=談
日経朝刊全15段(2007・9・12)
日経朝刊全15段(2007・11・7)
日経朝刊全15段(2007・12・12)
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