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【2007年3月号】

キヤノンマーケティングジャパン

「JTBと、モーツァルトと、キヤノン。」

 2006年4月1日、キヤノングループの国内販売会社であるキヤノン販売は、キヤノンマーケティングジャパンに社名変更し、新たな一歩を歩み始めました。このキヤノンマーケティングジャパンという社名には、「多様な顧客接点を通じた双方向コミュニケーションの展開」「お客様の視点に立ったソリューションやサポートの提供」「開発部門との連携によるお客さまの声をいかした"ものづくり"への参画」といったトータルなマーケティング活動を市場の最前線で広く深く展開していきたい、という私たちキヤノンの想いが込められています。

ビジネスドキュメント機器の二つの新製品

 そして7月、キヤノンはBtoB領域のソリューションを支えるビジネスドキュメント機器から二つの新製品を同時に発表しました。それが今回のシリーズ広告で掲載されたオフィス向けカラー複合機Color imageRUNNERとプロダクション複合機image PRESSです。
  Color imageRUNNERは、従来モデルから進化した新製品。多機能な本体単体だけではなく、拡張性をいかし、各種ソフトウェアやインターネットサービスと連携することにより、お客様のドキュメントまわりの経営課題や業務課題を解決していくコア・デバイスです。一方、imagePRESSは、オフセット印刷に迫る高画質、高い色安定性、多様なメディアへの対応、を特徴とする、デジタル商業印刷市場への本格参入に向け、立ち上げたプロダクション複合機の新ブランドです。

「JTBと、モーツァルトと、キヤノン。」広告企画

 今回の「JTBと、モーツァルトと、キヤノン。」は、カラーソリューション=キヤノンのイメージ醸成とこれらの二つの新製品の認知向上を目的に実施した広告です。広告企画の検討段階では、BtoBtoBの最後の「B」やBtoBtoCの「C」を意識して、お客様の顧客満足の向上にキヤノンのカラードキュメントソリューションが貢献している事例を模索しました。同時に広告のインパクトや広告から受ける印象、イメージという観点から、世の中の動き、人々の興味・関心に沿ったテーマを絞り込んでいき、最終的に「JTBと、モーツァルトと、キヤノン。」に辿り着きました。
 この広告では、モーツァルト生誕250周年をモチーフに、顧客満足を向上させたいというJTB様の想いをキヤノンのカラードキュメントソリューションが支えたということを訴求しています。旅行中、同行したカメラマンが現地で撮影した記念写真や、鑑賞したオペラのチケットなど、旅の想い出が詰まったメモリアルブックを、ツアー参加者お一人お一人にカスタマイズして編集、印刷、製本して、帰国直後の空港でお渡しするというのが広告のストーリーです。

「JTBと、モーツァルトと、キヤノン。」企画旅行と広告

 今回、JTB様の新しいトライアルに、キヤノンが協力し、リアルでのツアーとそれをイメージした広告の企画をつくりあげました。具体的には、広告は9月から新聞、雑誌、テレビCMで展開し、実際の旅行は11月下旬、JTB主催「モーツァルト生誕250周年メモリアルツアー」として実施されました。BtoBの事例広告というと、すでに導入されたものか、仮想の事例を紹介するというのが通常のパターンだと思いますが、今回は広告で描いた世界を後からリアルで実証するというユニークな形となりました。
 11月27日、「モーツァルト生誕250周年メモリアルツアー」のツアー参加者が帰国し、 広告で描かれたように、成田空港の到着ロビーにて、一人ひとりのお名前、記念写真、鑑賞した「魔笛」のチケットが刷り込まれたメモリアルブックが手渡されました。そして、その場で自分の想い出がもう「冊子」という形になっているということに新鮮な驚きと感動が生まれました。私もその現場に立ち会いましたが、広告と現実がクロスするという貴重な体験をしました。「お客さまの視点に立つ」という姿勢は、BtoBやBtoCといったビジネスに限りません。広告制作においても、そのことの重要さを再認識した瞬間でもありました。

(宣伝制作部アドプランニンググループ 津野昇平)

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