HOME日経広告手帖広告料金メディアデータ日経広告賞デジタル入稿の手引き
日経広告手帖
バックナンバー
メディアデータ
日本経済新聞
日本経済新聞夕刊
日経産業新聞
日経MJ
日経ヴェリタス
THE NIKKEI WEEKLY
The Nihon Keizai Shimbun
人材募集広告
雑報広告ABC
広告料金
広告料金早見表
広告料金シミュレーション
広告手帖
ケーススタディ
【2005年8月号】

松下電器産業

広がる「Nのエコ計画」の輪、エコの暮らしを訴求。
「参加しやすく、参加して楽しく」お客様と両輪で

3年目になるNのエコ計画

 環境配慮に関する取り組み、およびコミュニケーション活動は、当社にとって長年積み重ねてきた企業活動です。その活動をベースに、Nのエコ計画は地球温暖化を進めないためのトータルマーケティング、つまり広報、宣伝、ウェブ、店頭、販促が一体となった活動として2003年4月にスタートしました。メーカーの使命である「省エネ・節水製品の開発、普及」と「お客様と緑をふやす活動」の両輪で展開し続けています。
 2003年スタート時点は、「家電でエコする毎日へ」というキャッチフレーズで広告展開し、今、思えば、家電というジャンル全体を大きくエコへ向けていこうとういう当社の姿勢を発信することが鮮度を持ってPRできる状況でした。2003年秋には「買い替えるという節約」というストレートなキャッチを使いました。環境負荷や家計に対する負担を考えると、もったいないと使い続けることが本当に正しい選択なのかどうかを読者の方に考えていただければと思い、7年から10年前の製品と比較したときの電気代節約を具体的にうたいました。そして、2004年は「エコと暮らそう」、今年は「おウチまるごとエコする毎日へ」と商品陣容を広げ、今に至っています。

参加しやすいエコを目指して

 Nのエコ計画の両輪のもうひとつは、お客様と緑をふやす活動です。2003年は「赤ちゃんの数だけ、緑をふやそう!」キャンペーンで、その年に生まれる赤ちゃんと同じ数、117万という緑をふやす活動を展開しました。全国の幼稚園に希望を募り、3741の幼稚園、約77万の園児たちが草花の種まきに参加してくれました。その後も「あなたの応募で、あなたの街の幼稚園に植樹しよう!」「あなたの大切な場所に緑を贈ろう!」と応募していただいた方とともに桜の苗木を全国で2000本植樹してきました。目指したのは、参加のしやすさ、そして自然を大切にする気持ちの共有です。
 私自身も東北から沖縄まで出向き、種まきや植樹に参加してきましたが、「あした大きくなるかな?」と小さな種を植えてから何度も土をかけ、ある幼稚園児が言った言葉は、忘れられない思い出であり、Nのエコ計画キャンペーンの広がりを予感させるできごとでした。

地球温暖化を進めないために

 今年の2月、京都議定書が発効した当日に、日本経済新聞で全15段広告を掲載しました。今では各メーカーがあたりまえのようにPRしている温暖化防止のための取り組みですが、その新聞広告では、Nのエコ計画の輪が広がっていること、具体的には「2年間で新たにあなたのもとに訪れたナショナル家電たちは、約83万トンのCO2を削減しました。」と伝えています。
 さらに6月に掲載した「おウチまるごとエコする毎日へ」の新聞広告では、年間電気代の節約金額とともに、CO2の削減を木の本数に置き換えて、省エネによる環境貢献をPRしています。たとえば、エアコンなら50年杉15本が吸収するCO2を削減できます。あかり、レンジ、エコキュート、空気清浄機など、ナショナルでそろえると家全体で約100本分にもなります。
 政府の地球温暖化対策本部では、国民運動としての「チーム・マイナス6%」を推進していますが、松下グループも参加し、みなさまとともに取り組んでいく所存です。京都議定書の温室効果ガス6%削減の達成に向け、1つひとつのナショナルが、どのように環境貢献できるか、さらに家全体を見渡せばどのぐらいの環境貢献ができるかを、少しでもわかりやすくお伝えできればと考えています。

エコの輪を広げるために

 今年も緑をふやす活動として「みんなで“エコの絵”を描いて、緑をふやそう!」キャンペーンを展開しています。応募数にあわせて、植樹活動を広げてゆきます。また、応募された絵を集めて、大きな絵をつくり、ウェブ上で公開する予定です。少しでも参加しやすく、参加して楽しく、それがエコの輪を広げる一番の方策と思っています。そのために、今年から、環境先進国デンマークからやってきたグリーンサンタをシンボルとしたキャンペーン展開も始めました。
 エコの暮らしがお客様にとってひとつの憧れであってほしい。また、緑を大切にする気持ちが幼いころからのいい思い出として残ってほしい。一人ひとりの生活が自然とつながっていることを感じてほしい。そんな気持ちをつなげるコミュニケーション活動を、みなさまに常に興味を持っていただけるように新しい手法を開発しながら、継続していくことが、いちばん大切だと思っています。
 これからもNの計画に、注目していただければ幸いです。

(ナショナルアプライアンス マーケティング本部
 コミュニケーショングループ クリエイティブチーム 三浦洋一)

目次に戻る前へ次へ