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【2005年7月号】

ファーストリテイリング

「もう一度、挑戦者になります。」、本当のプロを求む。
“第2の創業”へ向けベンチャースピリットを期待

会長自らが決意を表明

 日本経済新聞には「もう一度、挑戦者になります。」という人材募集広告を出稿しました。広告では「第2創業」と称して、2010年に1兆円企業になる経営ビジョンを掲げました。日本ではユニクロというブランドでトップになりましたが、もう一度、ゼロベースからスタートして、世界に進出して真のグローバル企業として確固たる地位をつくろうというものです。そのために3つの目標を掲げています。それは第1に日本のユニクロをもっと強固なものにし、国内での商品の充実や店舗網の拡大によって売り上げを6000億円にするということ。第2にユニクロを海外で拡充、現在の英国と中国(上海)に加え、韓国、米国、香港にも出店し海外だけで1500億のビジネスにするということ。第3に新規事業を成功させ2500億のビジネスにするということです。今年の3月には靴のマルトミから330の店舗を持つ「ワンゾーン」のブランドや「CDC」というフランスのブランドを買収しました。そのために会長自らが、あらゆる業種、職種からベンチャースピリットを持った方に新しいユニクロをつくってほしいとの決意を紙面で表明しました。

当社ビジョンに共感、多数の応募

 広告の結果、ビジョンに共感してくださった多数の方にご応募いただきました。いままで転職を考えていなかった方にも興味を持っていただき、話を聞いてみたいというケースが多かったことはとてもうれしいことです。紹介会社のリストにも載っていない、メーカーや商社などさまざまな企業に勤務されている方に応募していただきました。1回の広告で11月、12月と2カ月の間、特に多くの応募をいただき、2月の後半ぐらいまで続き、とても効果があったと考えています。
 私たちが求めている人材は、いま現在活躍されているけれど、そこを通じて得たことでもっと違った貢献ができるのではとか、自分のやってきたことが世の中で形になって表れる仕事をしたいとか、そのような方です。会社が成長させてくれるとか、あるフィールドが与えられて、その環境に入れば成長できるという人ではなく、本当の意味でプロであり、こういうことをやってきたからこういう貢献が出せますという人です。いまではうまくいかないから次の新しいことを探すというネガティブな方ではありません。
 仕事はどこにいようが、最終的に評価されるのはアウトプットです。いまいるところで成果を出さないと、どこに行っても評価されません。インタビューをしていても、自分が苦労して成功体験を持っていない人や、人から言われたことをやってきて、いい年の取り方をしていない人はもったいないと思います。

アウトプット志向の人との出会い

 今回の反響でうれしかったのは、実際に実績を出されていて、自分はこういう貢献をしたいというものを持っているアウトプット志向の方に出会えたことです。転職に対してネガティブに考えている人が減り、自己実現をしたいという人が増えてきたと実感しています。そのためにいちばんいいフィールドを探し求め、新しいことにチャレンジしたい意識を持った多くの潜在層がいることがよくわかり、あらためて世の中が変わってきていることを感じました。
 世の中のサイクルが早くなっているので、会社に依存をしている人にとっては厳しい時代だと思います。次々と世の中にこういう貢献をしたいとか、参画意識を持っている人にとっては、すごく活躍する場が広がっていると思います。そのために会社としてどんなことを目指しているのか、どんな働き方ができるのかにまずは興味を持ってもらうことが大切だと考えています。

(人事総務部採用 チームリーダー 宮藤康聡)=談

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