鳥取県
特産「松葉がに」ブランド、東京エリアへ認知徹底。
味覚の記憶を呼び覚ます訴求力あるビジュアルで
平日掲載でビジネスマンへも訴求
鳥取県の冬の味覚といえば「松葉がに」。昨年11月22日に掲載された全15段カラー広告は、2004年度、鳥取県が日本経済新聞東京エリア版に掲載する広告の第2弾。鳥取県特産の因州和紙の模様をさり気なく配した背景に、松葉がにの魅力に関する鳥取県独特の物語をちりばめるとともに、赤く茹でられ無造作に並べられた松葉がにの写真とイラストをバランスよく配置しました。視覚から味覚の記憶を呼び覚まされた読者からは、掲載当日から多くの問い合わせをいただいています。
飛び石連休の中日での掲載に対して否定的な意見もありましたが、経済記事で他紙を圧倒する媒体の特性に照らして、第1線で活躍する多忙なビジネスマンにもオフィス等で読んでいただきやすい平日にこだわりました。翌日が祝日のため、家庭でも購読されている場合には、ゆっくり読み返す機会もあると考えられることなど、休日に掲載した場合の長所の一部をも取り込むことができたのではないかと思います。同日に掲載された各社の広告の多さが、掲載日の価値を物語っているともいえるでしょう。
関係者の協力を得て価値のある情報を発信
松葉がには、雄のズワイガニの山陰地方における呼称です。ズワイガニの雄は、各地でその呼称が異なり、北陸地方では「越前がに」と呼ばれています。上越新幹線や高速道路で東京と直結している北陸に対抗して、首都圏における認知度の向上と観光行動の増加を図るためには、遠いと思っていた鳥取県が意外に近いと読者に感じていただくとともにぜひ行ってみたいと思っていただく価値のある情報を提供する必要があります。また、同じ松葉がにを強力に売り出している兵庫県北部、城崎や香住などとの差別化を戦略的に図る必要があります。読者に何を伝えるべきか。文化観光局内での議論に長い時間を要しました。デザインを何度も変更したり、あらかじめ設定していた掲載日を変更したりしたため、広告代理店など関係各社をやきもきさせた広告出稿となりましたが、価値のあるものとなりました。関係者の忍耐と寛容に心から感謝したいと思います。
(文化観光局観光課長 山本 誠)
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