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【2003年7月号】

ニコン

デジタルカメラ開発の「思い」をメッセージに乗せて。
コピー・デザイン・キャラクターの一体表現で効果

 「ちゃんと持ててちゃんと撮れる」――グリップに込めたニコンの思い。
 デジタルカメラ、携帯電話、デジタルビデオカメラ、フィルムカメラ……我々は、ありとあらゆるツールで写真を撮ることが可能な時代に生きています。これほどたくさんありながらそれぞれのツールが見事に共存しているのは、我々が、シチュエーションに分けて大変器用にツールを使い分けているからでしょう。そして、写真を撮ることが大変好きだからでしょう。ニコンはカメラを作り続けて、今年で55周年になります。55年の長きにわたって、「写真を撮るための道具として、カメラはどうあるべきか」ということを研究し続けたといっても過言ではありません。
 そしてそのスピリッツはデジタルカメラの開発においても、なんら変わりはありません。スリムで凹凸のないスリークなデザイン偏重なデジタルカメラがもてはやされる中で、ニコンはあえてカメラのグリップ感にこだわりました。なぜなら、きちんと持てることが「手ぶれ」を防ぎ、良い写真を撮ることにつながるからです。そうして出来上がったのがクールピクス2100/3100です。

「カメラの本来のあり方」を問いかけ

 このメッセージを読者に伝えるにはどのようにしたらよいか? この広告ではキャッチコピーをあえて疑問形にすることによって、読者に「カメラの本来のあり方」を問いかけ、ニコンのデジタルカメラの開発に対する「思い」を、ボディーコピーで語っています。ややもすると堅くなりがちなこのメッセージをマイルドにしているのがバックにある大きなハートマークです。ここまで読まれた皆様にはお分かりだと思いますが、このハートは「ニコンのこころ」を表現しています。同時に、写真に対する愛情をも内包しています。そしてこれらのメッセージを伝える重要なstory tellerが新キャラクターの松嶋菜々子さんです。ニコンの新しい顔である彼女は、年齢・性別を問わず、幅広い層から人気を得ており、幅広い層をターゲットとしたクールピクス2100/3100をプロモーションするのには最適であると考えております。こうして「コピー」「デザイン」「キャラクター」が良い仕事をして出来上がったのがこの広告です。我々宣伝担当者は、この広告をきっかけに一人でも多くの読者が店頭に商品を見に行ってもらえれば大成功と考えております。なぜなら、実際にグリップを握ってもらえば、クールピクス2100/3100に魅了されるのは間違いなしだからです。

(ニコンカメラ販売 販売戦略部広報宣伝グループ 関山昌宏)

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